東京タワーから東京スカイツリーへ電波塔の移転を目指すNHKと在京民放6局は受信障害の有無を確かめるための試験放送を3月4日に平日では初めて実施。午後6時36分から3分間放送され、受信相談のコールセンターには午後6時から10時までに3930件の問い合わせがあり、そのうち「画面が映らなくなった」など対策が必要とみられるのは1719件だった。
試験放送は昨年12月から土曜日早朝に30秒間行っており、2月は土曜日夕方にも10秒間行っていた。今回は電波塔をスカイツリーに切り替えた時間が3分間と長かったため、これまで受信障害に気づかなかった世帯もコールセンターに相談したケースが多いとみられる。対策が必要な家庭や事業所については、戸別訪問して無料で対策を行う。
産経ニュース